人事評価制度TOP > 人事評価制度の教科書 > 人事評価制度 > 社員が成長する組織作りの6個のポイント、経営理念・ビジョンの浸透がカギ
2019-02-272019/02/27

社員が成長する組織作りの6個のポイント、経営理念・ビジョンの浸透がカギ

shutterstock_109567859


  • 優秀な人材が次々と辞めていってしまう……
  • 社員を育成していくにはどうすればいいの?
  • 今後、自分の会社はどのように進めばいいのか?

本稿では、こういった疑問に対するヒントをお教えします。

会社を経営していくにあたって、売り上げをアップさせるような組織作りや社員の育成は必要不可欠と言えるでしょう。しかし、これらの具体的な方法は一見複雑で、こういったメソッドを把握・実践している経営者は意外と少ないもの。

ですが、社員を成長させていくために必要な組織づくりのポイントは、実は至ってシンプルなのです。これらのポイントに共通するキーワードは、一見人材育成とは程遠くも見える「人事評価制度」。

以下では、このキーワードを元に組織づくりのポイントを読み解いて行きます。

社員が成長する組織作りのポイントとは?

社員を成長させ、会社にも成長曲線を描かせるためのポイントは以下の6つにまとめられます。

  • 「経営理念」「ビジョン」を社員に浸透させる
  • 目的・目標の共有
  • 「経営計画書」と「人事評価制度」を連動させる
  • 「行動理念」を明確にする
  • 5年後のビジョンを考える
  • リーダーの育成

社員を育成するための方法と言えば、一般的には「研修を受けさせる」「何かの役職を任せる」「マンツーマンで指導する」などといったものが思い浮かぶでしょう。しかし、これだけでは単なる「手法」を行っているに過ぎず、根本的なポイントを抑えてられているとは言えません。

そこで必要になってくるのが、人材を会社の資産として活用し、会社が望む方向に社員を成長させるための「人事評価制度」、そしてそのための基盤作りなのです。

では次に、上述したポイントを一つひとつ解説しながら、強い組織作りを目指すための人事評価制度についてご説明していきます。

shutterstock_273103808

「経営理念」「ビジョン」を社員に浸透させる

まず一つ目に、会社の持つ「経営理念」や「ビジョン」を社員に教育し、浸透させることが何よりも大事です。

とある調査によると、転職を希望する社員のほとんどは「自分の将来性が見えない」という理由で転職を決意したのだそう。つまり違う見方をすれば、「将来性がきちんと見えている会社に勤めたい」という意思表示でもあるのです。

つまり、会社に勤めている優秀な人材を手元に置いておくためにまず必須なのは、「経営理念」「ビジョン」を明確にし、会社の中へ浸透させることだと言えるでしょう。

目的・目標の共有

そして次に行うべきは、会社のビジョンに向かって協力する体制を整えるべく、会社全体での目的や目標を共有しておくことです。

これにより、組織を構成する社員が同じ方向を向き、部門やチームを問わず全体で協力し合える関係を築くことが出来るでしょう。

そして、こういった関係を築くために必要な具体的な施策こそ、ここで述べた「目的・目標の共有」と、次に述べる「『経営計画書』と『人事評価制度』の連動」なのです。

「経営計画書」と「人事評価制度」を連動させる

恐らく多くの会社には経営計画があり、人事評価制度も導入されていることだと思います。ですが、これらが存在しているだけでは、きちんと人事評価制度が機能しているとは言えません。

その理由は、経営計画書と人事評価制度が連動しておらず、本来会社と社員を成長させていくためにある2つがちぐはぐに動いてしまっているからなのです。

この2つの仕組みをきちんと連動するように設計・運用し、適切な評価を下せるような仕組みを作ることこそ、企業の成長に必須であると言えるでしょう。

「行動理念」を明確にする

そして次に考えるべきは、経営理念の実現に向けて実践すべき行動を明確にした「行動理念」を打ち出し、社員へと浸透させていくことです。

いくら経営理念やビジョンが定まっていたところで、どのように行動すればよいのか分からなければ社員は動くことが出来ません。

あえて行動の方針や目的を明文化し、それを求めていくことで初めて社員の進むベクトルが一致するのです。

5年後のビジョンを考える

続けて、社員のモチベーションアップを目指すべく「自社が5年後に描くビジョン」を考えてみましょう。

5年後のビジョンを考えるためには、「業績数値で示す定量ビジョン」「会社の状態を表す定性ビジョン」の2つを考え、それらを合わせて最終的なビジョンを打ち出すと良いでしょう。

ワクワクするビジョンがそこにあるだけで、社員の働くモチベーションはぐんと上昇します。「都内の業績No. 1を目指す!」「平均給与3割アップ!」と具体的な目標があるだけで、会社への求心力は高まって行くのです。

リーダーの育成

そして最後に考えるべきは、会社の成長を支えるために社員の中でもリーダー格となる社員を選定・育成することです。

これ関してはもう少し詳しい記事がありますので、是非こちらをご覧下さい。

リーダー育成は経営理念の共有がカギ!リーダーを成長させるプロセス

組織作りには明確なビジョン・経営理念が不可欠

これらのポイントをご覧になった皆さんならもうお分かりでしょうが、強い組織作りをして会社を成長させるためには、とにかく明確なビジョン・経営理念が不可欠なのです。

ビジョン・経営理念があるからこそ社員の向く方向を一つにし、モチベーションを向上させ、人事評価制度や経営計画書を連動させ、将来的なビジョンを考えることが出来ます。

逆説的に言えば、確固たるビジョン・経営理念がない企業は衰退して行ってしまうということ。経営者の皆さんはこれを機に、きちんとしたビジョンや経営理念を練り直し、あるいは見直してみましょう。

おわりに

今回は、社員が成長していくための組織作りと題して、経営理念・ビジョンの大切さや抑えておくべきポイントを解説しました。

再三再四となりますが、会社が成長するためにはまず経営理念やビジョンをきちんと見据え、それに沿った社員への啓蒙が必要となります。そして、それを元に筋道立った人事評価を行うことで業績は伸びていくものと言えるでしょう。

会社の経営にあたっては、こういった細かなことにも気を使っていくのが肝要です。


[最終更新日]2019/02/27

人事評価制度策定に役立つ各種テンプレート無料プレゼント

以下のフォームにご入力いただくと、ダウンロード用URLを記載したメールをお送りします。また、会社のビジョンを実現するための具体的実践例と成功のコツが満載の「山元浩二のメールマガジン」を月2回お届けします!

*
*
メールアドレス*
会社名*
役職*
業種

カテゴリー

日本人事経営研究室の書籍

このサイトについて

日本人事経営研究室
日本人事経営研究室が運営する人事評価制度をメインテーマとしたブログです。「急成長をしてきたが、社員が増えるにつれて一体感がなくなり、成長率が鈍ってきた」「社員の不満が多く、離職率が高い」「主体性を持って働いてもらいたいが、みんなが受け身で待ちの姿勢…」といった悩みをお持ちではありませんか? そうした課題の解決に人事評価制度が役立ちます。人事評価制度は社員の給料を決めるためだけのものではありません。社員のモチベーションを高め、正しく成長し、やりがいを持って働いてもらうための経営の屋台骨です。「人事評価制度の教科書」では、効果的な人事評価制度の設計方法から、導入・定着までのノウハウを具体的に、わかりやすくご案内していきます。

人気の記事

最新記事

運営会社

人事評価制度策定に役立つ各種テンプレート無料プレゼント