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2019-02-132019/02/13

ミッションとビジョンの違いとは?定義の解説とミッション作成の参考になる5個の事例

ミッションとビジョンの違い


企業における「ミッション」と「ビジョン」の違いをご存知でしょうか? なんとなくは理解していても、説明するとなると難しいものですよね。

本記事では、企業活動を行う上で重要となる「ミッション」と「ビジョン」の違いについて解説します。

ミッションの意味・定義

「ミッション(Mission)」は、「使命」や「任務」といった意味の英単語です。他にも「派遣」や「作戦」といった意味もありますが、ビジネスにおいては「企業が果たすべき使命」という意味で使われます。

企業にとってのミッションは、その事業を通して何を成し遂げたいのか、社会に対してどういった価値を提供するのかを示すものです。自社が利益を得るためだけに事業を行うのではなく、社会にとっての存在意義を示すのがミッションとなります。

たとえば、「これまでにない食体験を提供し、食の大切さと喜びを届けます」といったように、自社が社会に提供できるもの、事業を通して目指しているものを示すのがミッションです。

ビジョンの意味・定義

「ビジョン(Vision)」は、「視覚」が主な意味の英単語ですが、「見通し」や「展望」「構想」といった意味もあります。

ビジネスにおいては、「目標」や「方向性」といった意味で使われますが、「展望」と解釈するのがわかりやすいでしょう。つまり、「将来こういう企業でありたい」という展望を掲げたものがビジョンです。

ミッションとビジョンの役割の違い

ミッションとビジョンの違い

言葉の意味としては、ミッションは「使命」、ビジョンは「展望」という違いがあります。まずミッションがあり、それに基づいてビジョンがあるというのが考え方の順番です。

ミッションは企業の「存在意義」を示すもので、企業活動を行う上での根本的な考え方となります。ビジネスは利益を追求するのが当然ですが、ミッションは営利を抜きにして、その事業を行う意義を示すものです。

ビジョンでは、ミッションを実現するための具体的な方向性を示します。ミッションだけでは目的が抽象的なので、企業が目指すべき姿を明確にしたビジョンが必要となります。

ミッション作成の参考になる事例

事例1. LINE株式会社

私たちのミッションは、世界中の人と人、
人と情報・サービスとの距離を縮めることです。

出典:LINE株式会社

無料のメール・通話アプリの「LINE」を提供するLINE株式会社のミッションです。通信サービスを展開する企業として目指す姿がよくわかるミッションです。

事例2. ヤフー株式会社

Yahoo! JAPANは情報技術で人々や社会の課題を解決してきました。
今後も、人々や社会にとっての「課題解決エンジン」として、さまざまな事業を通じて課題解決を行い、世の中に貢献します。

出典:ヤフー株式会社

ポータルサイト「Yahoo! JAPAN 」の運営会社・ヤフー株式会社のミッションです。

検索エンジンを提供する企業として、課題解決を行うことをミッションとして掲げています。「Yahoo!検索 」や「ヤフー知恵袋」など、人々の疑問を解決することが使命としていることがよくわかるミッションです。

事例3. 株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)

Delight and Impact the World
世界に喜びと驚きを

出典:株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)

モバイルゲーム事業だけでなく、プロ野球チーム親会社としても知られる株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)の掲げるミッションです。

DeNAは、「喜び」と「驚き」の2つの感情を人々に与えることを目指しています。これくらいシンプルなミッションだと覚えやすいですし、英語に訳した時も伝わりやすいですね。

事例4. クックパッド株式会社

毎日の料理を楽しみにする
make everyday cooking fun!

出典:クックパッド株式会社

レシピサイト「クックパッド」を運営するクックパッド株式会社のミッションです。

子供が読んでもわかるくらいシンプルなミッションで、伝わりやすさを重視して作ったのが感じられます。難しい言葉はひとつも使っていない、日常に馴染みやすいミッションですね。

事例5. スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社

人々の心を豊かで活力のあるものをするために―
ひとりのお客様、一杯のコーヒー、そしてひとつのコミュニティから

出典:スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社

カフェチェーン店の「スターバックス」を運営するスターバックス コーヒー ジャパン 株式会社のミッションです。アメリカにある本社が掲げるミッションを日本語訳したものが掲載されています。

ひとりひとりのお客様、一杯のコーヒーを大切にすることにより、心を豊かにしたいという想いが伝わってくる内容です。

ミッションは企業にとっての「存在意義」を示すもの

ミッションは企業の存在意義を示すものであり、それぞれの分野でどういった価値を提供するのかを示したものでもあります。ミッションは、その企業が目指している姿だけでなく、最も大事にしていることが伝わる内容であるのが理想です。

そして、ミッションをビジョンに落とし込むことにより、企業としての姿勢が明確になります。ミッションとビジョンは企業の「軸」として機能し、迷った時の「道標」となってくれるでしょう。

おわりに

ミッションとビジョンのそれぞれの役割を理解した上で策定しておくと、企業としての「軸」が強くなります。人生の目標を定めると進むべき方向がハッキリするように、ミッションを掲げることで企業が目指すべき姿が明確化するでしょう。

まずは利益を抜きにして、どういった企業でありたいのか、事業を通して何を実現したいのかを考えてみてください。それが自社の「ミッション」になるはずです。


[最終更新日]2019/02/13

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