経営指針とは? 会社が目指す方向を定めたもの

経営指針の考え方・作り方・例を紹介、経営指針は会社の方向性を定めるコンパス

各種テンプレート無料プレゼント

以下のフォームにご入力いただくと、ダウンロード用URLを記載したメールをお送りします。また、会社のビジョンを実現するための具体的実践例と成功のコツが満載の「山元浩二のメールマガジン」を月2回お届けします!

  • 1
  • 2
  • 3
【必須】
【必須】
メールアドレス【必須】
会社名【必須】
役職【必須】
業種【任意】

会社の【指針】=【方向性】を定めるのが「経営指針」で、それは企業を支えるとても大事なものです。「経営指針」がない企業は方向が定まらず場当たり的な経営に陥ってしまい、顧客からの信頼も得られないでしょう。

本記事では、企業にとって大切な「経営指針」について解説します。「経営指針」の考え方や作り方を掲載していますので、経営者はぜひ参考にご覧ください。

経営指針とは何か?

「経営指針」は、会社が目指す方向を定めたものです。「経営理念」「経営方針」「経営戦略」「経営計画」といった経営の方針を包括するもので、それらを総称して「経営指針」と呼びます。

「指針」は【進むべき方向を示す】という意味で、その言葉のとおり、会社がどこに向かうのかを表すものです。言わば「コンパス」のようなもので、会社は「指針」を頼りに経営していきます。

会社の進む方向が定まっていないと、どれだけ立派な「経営理念」を掲げてもそこに到達できないでしょう。会社という組織が経営で迷わないようにするには、まず進むべき方向を明確にし、その上で具体的に何を目指すのかを決める必要があります。それが「経営指針」です。

経営指針を人生に置き換えてみる

「経営指針」と言われても、漠然としていてイメージがしにくいと思います。そこで、「経営指針」を自分の人生に置き換えてみてください。

人生において目指すものがないと「このままでいいのか」と不安に感じますし、迷った時に進むべき方向がわからないですよね。そうした時に必要となるのが、人生の「指針」です。

「指針」があると目指す方向が定まるので、迷った時もそれを信じて進むことができます。「指針」は、「家族を守る」「子どもを立派に育てる」といった大まかなもので構いません。人生の支えとなるものが必要なのです。

では、「経営指針」の話に戻りましょう。さきほど人生に置き換えたことを、経営に当てはめてみてください。

「経営指針」が定まっていないと、会社が進むべき道がわからないので、経営者も社員も不安になることでしょう。顧客やクライアントからみると、経営の方針が定まっていない会社を信じていいのかと不安になります。

「経営指針」で会社が進む方向を定めておくと、経営者も社員も信じるべきものがあることで安心感を得られます。顧客やクライアントからは信頼感を得られるでしょう。それに、求人募集をする際にどういった信念を持った会社であるかを示す材料にもなります。

このように、「経営指針」を人生にたとえてみると、その重要性を感じていただけるかと思います。

経営指針の作り方

経営指針の作り方

「経営指針」は会社の方向性を定めるものなので、経営者としてどういった会社にしたいのかをまず考えてみましょう。「この会社を立ち上げた目的は何か?」「何を達成したいのか?」「一企業として何を最も大事にするのか?」といったことを自問自答してみてください。

「経営指針」を作る上で大事なのは、「ビジョン」を明確にすることです。10年、20年後にどういう会社になっていたいのかを想像してみてください。

「地域に愛されている会社」「お客さまから親しまれている会社」「社員が笑顔で働いている会社」など、未来の会社の想像してみると指針を作りやすいです。

具体的には、「経営理念」「経営方針」「経営戦略」「経営計画」を考えていくわけですが、それらを包括する大元となる目標として経営の方向性を決めていきます。

「経営指針」で会社の方向性が固まったら、「経営理念」を練っていきましょう。「経営理念」の作り方と事例は、こちらの記事で詳しく解説しています。

経営理念とは?社員の成長が加速する経営理念の作り方 5つのステップ、参考にしたい事例7つも紹介

経営指針の作成と運用に役立つ「ビジョン実現シート®」を無料でプレゼント中

【無料】ビジョン実現シート®をダウンロードする

経営指針の例

いくつか「経営指針」の例を挙げますので、考える際の参考にしてください。

・お客さまに選ばれる会社を目指す
・お客さまに新しい価値と体験を提供する
・人と大切にする企業を目指します
・豊かな暮らしづくりと社会に貢献する会社
・子供たちが安心できる社会づくりに貢献します
・価値あるサービスを提供し続ける会社を目指す
・これまでにないサービスで未来を切り拓く
・持続可能な社会を実現

ひとつに限定する必要はなく、「顧客」「社員」「社会」など、それぞれに向けた指針を設定しても構いません。他社の「経営理念」も参考に考えてみてください。

「経営指針」は会社の方向性を決める大事なものですので、時間がかかってもいいので、これだと思える案を考えましょう。

おわりに

経営で方向を見失わないように、「経営指針」を設定しておきましょう。明確な「経営指針」があれば経営者として迷った時の支えになりますし、社員も会社として目指している方向がわかっていると安心できます。

会社としてブレない経営をするために、「経営指針」を考えてみてください。

経営指針の作成と運用に役立つ「ビジョン実現シート®」を無料でプレゼント中

【無料】ビジョン実現シート®をダウンロードする

この記事を監修した人

代表取締役山元 浩二

経営計画と人事評価制度を連動させた組織成長の仕組みづくりコンサルタント。
10年間を費やし、1,000社以上の経営計画と人事制度を研究。双方を連動させた「ビジョン実現型人事評価制度®」を480社超の運用を通じて開発、オンリーワンのコンサルティングスタイルを確立した。
中小企業の現場を知り尽くしたコンサルティングを展開、 “94.1%”という高い社員納得度を獲得するともにマネジメント層を強化し、多くの支援先の生産性を高め、成長し続ける組織へと導く。その圧倒的な運用実績を頼りに全国の経営者からオファーが殺到している。
自社組織も経営計画にそった成長戦略を描き果敢に挑戦、創業以来19期連続増収を続け、業界の注目を集めている。
著書に『小さな会社は経営計画で人を育てなさい!』(あさ出版)、『小さな会社の人を育てる賃金制度のつくり方』(日本実業出版社)などがある。2020年2月14日に15刷のロングセラーを記録した著書の改訂版である『【改訂新版】3ステップでできる!小さな会社の人を育てる人事評価制度のつくり方』(あさ出版)を出版。累計14万部を突破し、多くの経営者から注目を集めている。
1966年、福岡県飯塚市生まれ。

個人ブログ:https://jinjiseido.co.jp/blog/

日本人事経営研究室は仕事創造型人材を育て、成長し続ける強い企業づくりをサポートします

私たち日本人事経営研究室は、"人間成長支援"をミッションとし、
中小企業の持続的成長をサポートしています。
「人材」ではなく「人間」としているのには、こだわりがあります。
それは、会社の中で仕事ができる「人材」ではなく、仕事を通じて地域や環境、社会に貢献できる「人間」を育てる事を目指しているからです。
日本人事経営研究室では、そのために必要な「人」に関するサービスや情報を提供しています。

日本人事経営研究室 代表取締役 山元浩二氏

無料人事評価制度策定に役立つ
テンプレートをダウンロードする

関連記事