社員が辞めていく会社の4つの特徴、社員が辞めない4つの仕組みづくり

社員が辞めていく会社の4つの特徴、社員が辞めない4つの仕組みづくり

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会社を去っていく人が、辞める本当の理由を言ってくれるとは限りません。「なぜか人材が定着しない」と頭を抱えている経営者の方は、社員が辞めない仕組みづくりを導入する必要があります。社員が辞めていく会社の特徴を知り、体質改善を図ることで、魅力ある会社づくりを行いましょう。

社員が辞めていく会社の4つの特徴

社員は、どうして会社を辞めてしまうのでしょうか。給料が少ないから? 残業の多さに不満があるから? そういった理由で辞める人もいるでしょう。しかし、人材の定着率が悪く、常に人手不足を抱えている会社には、次の4つの特徴があります。

経営理念やビジョンに共感できない

社員は、会社の経営理念やビジョンに共感できないと、居心地の悪さを感じます。社員にとって、働くことは「単なる飯のタネ」ではありません。なんのために働いているのか、自分が、そして会社が目指すところのものは何なのか、そして、世の中にどのように貢献できるのか。それが見えないと、モチベーションがどんどんしぼんでしまいます。

そして、会社の理念やビジョンを知ったうえで、「自分が目指すものとは違う」と感じてしまうと、疎外感が高まります。どんなに給与が高くても、福利厚生に恵まれていても、「ここは自分の居場所ではない」という想いが強まると、最終的には会社から離れてしまうでしょう。

働きが正しく評価されない

自分は「会社に大きく貢献した」と感じていても、思った通りの評価が得られず、評価の理由にも納得できなかったら、やる気を失ってしまいます。「それは当然」と思う人が大半でしょう。しかし、働きが正しく評価されないという事態は、意外と多いのです。

例えば、セールス上でトップの成績を上げたのに、チーム全体の成績が悪かったからと、軒並み評価が下がってしまう場合があります。社員一人ひとりの働きをよく見ていれば、「この人の評価は上げるべき」と分かるはずです。しかしそうできなかったのは、会社が個々人を正しく評価できていない証拠。そのような評価を続けていては、いずれ社員は会社を見限ってしまうでしょう。

給与の基準があいまい

「この人は中途採用で、前の会社でこのくらいもらっていたから」「この人は子どもが生まれたから昇進させて給与アップを」などと、社長が自らの感覚で社員の給与を決めるのは、中小企業によくあるシーンです。しかし、それでは個々人の能力やスキルに関係なく給与が決められてしまうことになります。

社員は、公平さに敏感です。給与基準があいまいなままでは、会社に不信感を募らせてしまうでしょう。

成長の機会がない

成長の機会を与えてもらえなければ、「ここは、自分を成長させてくれる場所ではない」と思わせてしまいます。優秀な人ほど、自身の能力を試せない職場にはいたくないと感じるでしょう。

若手に大きな仕事を任せない、全てがトップダウンで決まるといった社風のある会社は多いものです。実際、経験者や年長者の判断を仰ぎながら仕事をする方が、大きなミスをすることは少ないので、堅実なやり方といえます。しかし、そのせいで若手や優秀な人材のやる気をそいでいるかもしれません。

社員が辞めない4つの仕組みづくり

社員が辞めないためにはどのようにすればよいかは、「社員が辞めてしまう会社」の特徴を押さえれば、明確に分かります。具体的には、次の4つの仕組みづくりを行いましょう。

経営理念とビジョンを明確にする

まずは経営理念とビジョンを明確にし、全社員と共有しましょう。ただ、入社式で社長の言葉として説明したり、社員手帳に記載したりするだけでは、浸透させられません。全社員が暗唱できるくらい浸透させるためには、仕掛けが必要です。

経営理念とビジョンを浸透させる具体的な方法は、以下の記事を参考にしてください。

経営ビジョンの役割とは?社員にビジョンを浸透させる具体的な方法

「浸透させようにも、経営理念もビジョンもまだ作れていない」という方は、以下の記事を参考にしてください。事例を含めて、理念の作り方のコツをご紹介しています。

超実践的な経営理念とは?社員のやる気を引き出す経営理念の作り方 5ステップ&7つの事例を紹介

評価制度を整える

個々人の働きをしっかり見て、公平に評価するには、評価制度を整えなければなりません。「給与制度はあるけれど、評価制度はない」という会社は、たくさん見受けられます。この機会に、きちんとした評価制度をつくりましょう。

人材を育成するための仕組みである「ビジョン実現型人事評価制度」なら、全社員が評価に納得でき、明日へのモチベーションを保てます。会社も人材も成長するための評価制度の作り方については、以下の記事をご覧ください。

人事評価制度とは「人材を育成するための仕組み」、人事評価制度・経営計画の作り方まとめ

給与制度を整える

給与制度についてもまた、改革しなければなりません。大事なのは、全社員が理解できる給与制度の作成と開示です。詳細にグレードを決めて、グレードごとの給与を設定し、全社員をどのグレードに置くかを明確にしましょう。グレードが上がれば給与が上がり、下がれば給与も下がるような、わかりやすい給与制度にするべきです。

とはいえ、整合性のある給与制度を一から作り上げるのは難しいものです。給与の設定方法など、具体的な制度設計については、以下の記事を参考にしてください。

あなたの会社は大丈夫?間違った給与の決め方から整合性のある給与制度へ移行する方法

社員が育つ仕組みを作る

社員が成長するきっかけは、会社が自ら作りましょう。育成の仕組みを作っておけば、それを運用することで、社員はどんどん実力を高めていきます。具体的には、人事評価制度の中に、育成のための起爆剤を仕掛けるのがスマートです。

人事評価制度を運用すれば、部下の処遇を決めるために、リーダーが奔走します。評価制度を正確に、誠実に実行し、評価を下すという一連の流れを繰り返すことによって、リーダーは管理者として爆発的な成長を遂げるでしょう。しっかりと評価を下すリーダーのもとであれば、社員は安心感を得、評価制度の求めるところにしたがって成長していきます。

つまり、人事評価制度の評価プロセス自体が、リーダーを成長させ、リーダーのもとで働く社員を成長させていくことになるのです。詳細を以下の記事に記載していますので、ぜひ参考にしてください。

社員教育に人事評価制度が必要である理由、社員が育つ仕組みづくり

おわりに

社員が安心して仕事を続けられる会社になるには、「開示」を行うことが大事です。理念やビジョンを開示し、給与体系を明確にし、評価制度の内容を全社員に開示します。それができなければ、人材の定着率は低いままになってしまうでしょう。

離職率を抑え、社員に支持される会社になれば、雇用の面でも有利になります。優秀な人材が「人が辞めず、エンゲージメントの高いこの会社に入りたい」と、入社を希望してくれるようになるためです。面接時には、ミスマッチ採用が起こらないよう、しっかりと会社の理念やビジョンを示しましょう。

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