社員が育つ人材育成計画・目標の立て方、評価制度を活用した人材育成

パソコンで仕事をする3人の女性社員

Pocket

  • 人材育成がうまくいっていない…
  • 評価制度を人材育成に取り入れる方法がわからない…

本記事は、こうした人材育成に悩みを持つ経営者や人事担当者の参考になる内容となっています。

企業が成長していくためには、何より社員が育つことが重要です。そのためには、効果的な人材育成計画の作成が必要になります。そして、人材育成と密接に関係している評価制度の存在も忘れてはいけません。

本記事では、経営戦略を人材育成に結びつける、評価制度を活用した人材育成計画と目標の立て方について解説します。

人材育成計画・目標をつくる

人材育成計画・目標を作るためには、「どんな社員になってほしいか」がわかっていなければなりません。「どんな会社にしたいか」がわかっていなければ、「どんな人材になってほしいか」もおぼろげなものになってしまいます。

人材育成計画を練るために、会社の理念(基本方針、経営理念、行動理念、人事理念)とビジョン、経営戦略、そしてそれを実現するための事業計画を再確認しましょう。その後、現状の人材レベルを把握し、5年後の理想の人材像を具体化させます。すると、「どんな社員になってほしいか」がはっきり浮かび上がってくるでしょう。

  • 人材育成計画を立てる前に、理想の人材像を明確にする
  • 現状の人材レベルを把握する
  • 5年後の理想の人材像を具体化する

会社の理念とビジョン、事業計画を明確にする

まずは基本情報として、会社の理念(基本方針、経営理念、行動理念、人事理念)とビジョン、経営戦略、そしてそれに基づいた事業計画を明確にします。事業計画は、5年単位で考えてみてください。会社の理想像と、それに向かって邁進するためにあるべき姿、さらに理想実現のための具体的な事業計画を行います。

この基本的かつ会社にとって最重要な事項を再確認することで、今いる社員にどう成長してもらいたいか、どんな人物を新しく採用したらいいのかが浮き彫りになります。じっくり時間をかけて取り組みましょう。

現状の人材レベルを確認し、5年後の社員像を具体化する

社員と幹部、リーダーが中心となって、現在の社員の「強み・長所」「弱み・短所・問題点」を徹底的に洗い出します。このとき、「実務面」と「意識面」、「強み」と「課題」でマトリックス(2つ以上の要素を掛け合わせた表)を作成し、一覧にするとよいでしょう。

表を頼りに、次は「5年後の人材像」を設定します。今の人材レベルを、5年後どんな人材にまで引き上げたいかを話し合ってみてください。

人材育成目標シート

ビジョン実現シートの作成(経営計画+ 人材育成計画)

会社のあるべき姿と、社員のなるべき姿がはっきりしたら、「ビジョン実現シート」を作成しましょう。「ビジョン実現シート」は、「経営計画」と「人材育成計画」を、A4の紙1枚にまとめたものです。

通常、何十ページにもわたることがある「経営計画」をたったの1枚にまとめることで、会社の未来像がはっきりと可視化されます。

「ビジョン実現シート」の作り方は、以下のページで詳しくご紹介しています。参考にして作ってみてください。

経営理念をA4用紙1枚に!従業員の理解と共感を助ける「ビジョン実現シート」の作り方

幹部・リーダーから育成する

会議をする会社のリーダー

具体的な人材育成計画が仕上がったなら、先に幹部やリーダーから育成するのがポイントです。特に中小企業では、新人研修を手厚く行っても、リーダー研修があまり行われないことがよくあります。

しかし、社員教育はまず経営幹部から始めなければなりません。上位職に教育を手厚くすることで、各リーダーが現場に会社の理念を浸透させることができ、結果、人材育成の効果が高まります。

育成については、初めは社長自らが教育内容を考え、講師を務めるのがベストです。詳細な研修スケジュールや綿密なレジュメを作る必要はありません。幹部社員との定期的な理念ミーティングからのスタートで十分です。ただし、必ず継続し、定期的に行うようにしましょう。

評価制度を活用した人材育成

全社員のスキルを底上げし、一丸となって理念達成に邁進していくためには、評価制度を活用した人材育成がおすすめです。出来上がった「ビジョン実現シート」をもとに人事評価制度を作成し、運用していきましょう。

理想の人材を育成するためには、評価制度を作るだけではなく、コツコツ運用していくことが重要です。以下の5つのステップで評価制度を運用していきましょう。

  • ステップ1:評価の実施
  • ステップ2:育成会議
  • ステップ3:育成面談
  • ステップ4:成長目標設定
  • ステップ5:チャレンジ面談

具体的な運用方法は、以下の記事を参考にしてください。

理想の人材を育てる!人事評価制度を定着させるための5つの運用プロセス

おわりに:人事評価制度で人材を育てる

会社の将来像がA4の紙にギュッと詰まった「ビジョン実現シート」は、いわば会社の未来地図です。「5年後のあるべき姿」を具体的に描き上げることで、社員もどんな人材になるべきなのかイメージが湧きやすくなります。全社員に配布する、また事業所の目立つところに貼り、理念浸透を徹底させましょう。

そして、人材育成計画を成功させるには、「ビジョン実現シート」にのっとった人事評価制度を作成し、コツコツ運用してくことが重要です。はじめは地道すぎると感じるかもしれませんが、徐々に効果が出てくるでしょう。人材育成は、社長と幹部、リーダーの頑張りがキモになるので、その点も忘れずに。

ビジョン実現シートの作成に必要なフォーマットは、弊社代表・山元 浩二の著書「小さな会社は経営計画で人を育てなさい」に付属しています。

小さな会社は経営計画で人を育てなさい

人事評価制度策定に役立つ各種テンプレート無料プレゼント

以下のフォームにご入力いただくと、ダウンロード用URLを記載したメールをお送りします。また、会社のビジョンを実現するための具体的実践例と成功のコツが満載の「山元浩二のメールマガジン」を月2回お届けします!

*
*
メールアドレス*
会社名*
役職*
業種

関連記事


セミナーの詳細はこちらから

ビジョン経営実践塾
詳細はこちらから

カテゴリー

日本人事経営研究室の書籍

人気の記事

最新記事