ミニ講座vol.069

評価制度が中小企業のリーダー育成にピッタリな5つの理由5

リーダー育成をテーマにお送りしているこのコーナー、今回vol.67の続きで、「評価制度が中小企業のリーダー育成にピッタリな5つの理由」の第5回目です。
 
前回は評価制度をきっちり運用すれば、『社員個々人に応じた育成指導』を全リーダーが繰り返し繰り返し行っていくので、リーダーの部下指導力がアップするというお話しをしました。
 
今回は評価制度で『継続的な効果測定とそれによるリーダーの意識づけが可能』というお話しをします。
 
「ビジョン実現型人事評価制度」で行う効果測定には2種類あります。
 
1.評価結果
2.納得度アンケート
 
です。
 
まず、1の「評価結果」によって評価を通じてどれだけ社員が成長したかが具体的に“見える化”されます。
「評価結果」が点数で出てくるからです。
 
たとえば、
1回目評価点 「175点」
2回目評価点 「189点」
3回目評価点 「204点」
という「評価結果点数」を残した人は確実に成長しているでしょうが、
 
1回目評価点 「192点」
2回目評価点 「178点」
3回目評価点 「182点」
という結果の人は順調に成長しているとはいえないでしょう。
 
このように評価制度は「評価結果点数」で全社員の成長度の効果測定ができるのです。
 
評価制度導入後はこの「評価結果点数」の履歴がすべて残っているわけですから、各社員がどのように成長、ステップアップしているのか、どの分野が強いのか等の分析が可能で、異動や昇進、その後の指導方針の検討の参考データとして活用できます。
 
通常の研修や教育ではこのような継続的かつ数値化された効果測定は不可能です。
 
次に2の「納得度アンケート」による効果についてお話しします。
 
当社のサポート先では評価後に「納得度アンケート」を必ず実施しています。
 
「納得度アンケート」とは評価結果や評価者の面談内容に対する被評価者の納得度、満足度をアンケート形式で計測するものです。
詳しくは書籍、『小さな会社は人事評価制度で人を育てなさい!』の193ページに掲載していますのでご覧ください。
 
この「納得度アンケート」で評価者(リーダー)に対する意識づけと部下指導力アップを実現することができるのです。
 
それは、部下からの「納得度アンケート」結果が悪い部署の評価者は部下指導や部署のマネジメントができていないということにつながるからです。
 
「納得度アンケート」結果が悪いということは、
■評価結果に納得できない
■次に何に取り組めばよいかわからない
■上司の面談を受けてやる気が下がった
という声が被評価者から上がってくるということです。
 
これは、評価者がきちんと部下指導や評価を行えていないから出てくる不満や要望なのです。
 
このような結果を出さないためには、評価者が
1.部下の仕事ぶりをきっちり観察し
2.適正な評価を行い
3.やる気をあげる面談を行って
4.課題と目標を明示して
5.取組み、推進を支援する
必要があります。
 
これらがクリアできなければ評価者(リーダー)失格の烙印を押されてしまいますから、評価者は必至で上記1~4に取り組みます。
 
こうしてリーダーの部下指導育成力は確実にアップしていくのです。
 
いかがですか?
評価制度による『継続的な効果測定とそれによるリーダーの部下指導力アップ』中小企業にとってかなり効果的でしょう?!

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