業績が改善されない原因:なぜ会社の業績は継続的に達成されないのか?!2

業績が改善されない原因:なぜ会社の業績は継続的に達成されないのか?!2

「あらゆる手を尽くしてきたが、一向に業績が向上しない!」同じお悩みを持つ中小企業の社長は山ほどいるでしょう。
 
しかし、その根本の原因は「どんな中小企業も共通している」というのが私の持論です。
 
『中小企業が継続的に業績を上げ続けられない根本的な要因』とは?
一緒に考えて行きましょう。
 
今日はその2回目です。
 
前回は、「”業績の向上””営業力のアップ”が自社の戦略だ!」として研修やコンサルティングの対策をするも、なかなか業績の改善にはつながらない、という中小企業の社長の悩みでしたね。
 
今回はその原因を探っていきます。
 
「”業績の向上””営業力のアップ”」は戦略ではないということをお話しました。
 
もちろん、「”業績の向上””営業力のアップ”」のためにどういう仕掛けをするか、仕組みづくりをするか、対策を打つのか、が戦略ですよね。
 
また、その戦略をつくる前にまず、”業績の向上”をいくらからいくらまで伸ばすのか、営業力をどこまでアップさせるのか、という目標を具体的に立てる必要があります。
 
この目標がはっきりしないと、戦略もどのような戦略をどこまでやればよいのかが明確にできないはずです。
 
この目標が定まって、初めて「目標を最も効果的に実現するための仕掛け、仕組み」である戦略を考えることができるわけです。
 
次に戦略を実現するための「計画」を考えます。
 
この「計画」はいいかえると、「戦略を実現するための具体策」ということになります。
 
そう、前回ご紹介した、”一向に業績が改善しない”会社の社長が取り入れた、
 
『モチベーション・アップのコンサルティング』
『ホームページの大幅リニューアル』
『顧客管理システムの導入』
『接遇マナー研修』
 
等々はいずれも「計画」に当たるものです。
 
 目標
 ↓
 戦略
 ↓
 計画
 
という順番で落とし込みをしていかなければならならないのに、「目標」と「戦略」がないまま「計画」をただやみくもに実行していたということになります。
 
これが
 
”一向に業績が改善しない”原因だったのですね!
 
みなさんの会社ではいかがですか?
 
「目標」は明確に定まっていますか?
「戦略」は明確に示されていますか?
 
次回は、「戦略」と「計画」の違いをもう少し具体的に見ていきましょう。