ミニ講座vol.043

”簡単、シンプル”がポイント経営計画書1

さて、『小さな会社は人事評価制度で人を育てなさい!(中経出版)』の中で、思いのほか好評だったのが、「経営計画書」策定のプロセス。
 
個人的には経営計画書に関する書籍は多数出ているので、あまり詳しく細かいところまでは触れずに、サラッと書いたのがかえって好評だったようです。
 
この書籍の中で【ビジョン実現シート】として、私が提唱している経営計画書には二つの特徴があります。
 
(1)A3ワンシートの中に経営計画書をまとめている
(2)人事評価制度改革プロジェクトに必要な人材育成計画も
内容に盛り込んでいる以上の2点です。
 
よくよく考えると、この2つの要素を兼ね備えた経営計画書はこれまで他では見たことがありません。
 
私もこの形式に行きついたのは、3年ほど前のことです。それまでは、私も一般的な15~30ページの冊子形式で経営計画書の指導も行っていました。
 
ところが、どうも社員への浸透がなかなかうまく図れない。原因を調べてみると、経営計画発表会のときには配布され社員の手元には行き渡っている。ところがその経営計画書をデスクの引き出しの中にしまい込んでしまっている。中にはどこにあるかさえ覚えていない社員もいる始末。なんとかならないものか……
 
そこで、思いついたアイデアがこの【ビジョン実現シート】でした。
 
1枚のシート形式なので、社内の掲示板に掲示したり、個人のデスクの前に張り付けたり、縮小コピーして手帳に入れて持ち歩いたり、企業によって違いはありますが、できるだけ社員全員が目にして意識できるような工夫を同時に行いました。
 
すると、経営計画書の浸透度は格段にアップ!社員側から質問がくるくらいのレベルに改善できたのです。
 
会社の「経営計画書」これまでは大上段に構え、立派なものに作り上げなければ、というのが常識。
 
これを1枚のシートで終わらせてしまう。
 
この非常識を実践した結果、大きく成果に結びつくことができたのです。
 
2番目の特徴、「人事評価制度プロジェクトと人材育成計画を経営計画書に盛り込む」については次回お話します。

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