ミニ講座vol.025

社長で決まる!

先日、ある会社のNO.2の方からご相談を受けました。このままでは自分の会社の将来も暗いので、転職も考えていくかもしれないというくらい、真剣に悩んでおられました。
 
その会社は社員30名程度の店舗形態の小売業です。私が関与している先ではないのですが、その方とは年齢も近くときどき情報交換等している間柄です。
 
相談の内容は「最近、社長の行動等が問題で社員のモチベーションが低下して、人事評価制度の導入、定着がうまく進まない。それどころか、逆効果になってしまっている。どうしたらよいでしょう」というものでした。
 
具体的には、ここ2年くらいは会社を空けることが多くなり、社員とのコミュニケーションを直接取ることが極端に少なくなった。そのことが原因で社長の方針や意思が伝わらず、会社の将来に不安を持っている人が多くなった、ということでした。
 
しかも、その会社を離れる理由が家庭的な私用や、家族との旅行、遊び仲間と海外へ豪遊といった、明らかに会社とは関係のない理由だったのです。
 
どうやら、そのNO.2の人が育ってきたので、彼に現場はまかせっきりで安心しているようでした。
 
しかも、会社の業績はじりじりと落ちてきている状況で、それでも社長の行動は変わりそうにないとのことでした。
 
みなさんは、どう思われますか?
 
今日、私がみなさんにお伝えしたいのは、企業の改革はトップが旗振りをして推進しないと失敗するということです。
これは、人事評価制度改革に限ったことではないでしょう。
 
ですから、私がお手伝いしているクライアントでは通常は社長が進捗プロジェクトには参加しなくても、できるだけトップ自ら、推進する改革について「当社はこれからこういう考え方で行くぞー」と強力に意思を伝え、そのわけを語ってもらう場を作るようにしています。
 
上記の例まではないにしても意外とこれをやりたがらない社長も多いんですよね。
 
特に人事評価制度改革なんて総務の仕事だと考えている社長も少なからずいるようです。
 
経営目標を達成するための行動を社員に落とし込んで行く重要な改革なんですけどね・・・。
 
そうして、人事評価制度導入がうまく行かないと、冒頭の事例にあるように優秀な社員が辞めようと考えるようになるのです!

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