
田村建材株式会社 代表取締役 田村伊晨様
■社長インタビュー
今年1月に給与体系の改革を実行しました。3ヵ月ごとの評価結果を反映し、会社への貢献度や成果をダイレクトに給与に反映する制度です。このことは私がかねてから10年間、実行しようと思い続け、方向性は社員に対して打ち出していたのですが、なかなか実行できずにいました。 というのも、自らその方法を考えたり、他のコンサルタントに頼んで人事制度づくりを進めたりしたこともあったのですが、社員のやる気をアップさせ、当社が目指す次のステージに上るために十分だと思うような仕組みづくりはできていませんでした。
現在はその給与制度を活用していくための評価基準作りを部門ごとに進めています。各部門のリーダーが参加し、部下を成長させるための役割は何なのか、彼ら自身に決めてもらいながらプロジェクトを推進しています。この過程でリーダーは自分の部門をどうやったら伸ばせるのか、そのために新たにやるべきことは何なのか、それを部下にどう示していけばよいのか、ということを一生懸命考えることになります。そのことで若いリーダーもずいぶんたくましくなりました。リーダーになってからまだ5ヶ月程度なんですけどね。人はやるべき仕事を明確にして与えれば成長するということの証だと思います。
■専務インタビュー 全社のベクトルがそろってきました。
実は、当時その理由を山元さんから聞かされなんとなく理解はしていたのですが、はっきり言ってどのような効果があるのか半信半疑でした。 2005年7月から5ヶ月かけて経営計画書を作り上げ、10〜12月の3ヶ月間で新しい給与体系を整備しました。はっきりいってハードでした。これまでにないペースでプロジェクトが進められ、しかも、毎回のように宿題が出るので私もしんどかったし、社長はなおさらだったと思います。しかし、結果当初予定していたスケジュールで計画が進行し、改革・革新はこのように進めていかなければ変えられないのだということも学ぶことができました。 そうしてつくり上げた経営計画書の発表会を今年1月全社員が集まった場で行いました。社長や私が全社の理念や方針を発表し、各グループの戦略はそれぞれのマネージャーから社員へ伝えてもらいました。 このときからでした、当初山元さんが言っていたのは「こういうことだったんだな」、と実感できるようになったのは。7つの営業所があり、社員も50人を超えようとしていた当社では全社的なまとまりというものがあまり感じられませんでした。ところが、この発表会以降、みんなの意識が一つになったというか、同じベクトルを向いて仕事をするようになったというか、発言や行動が会社の方針や目標を意識したものになってきました。多分、この経営計画の公開がないままに成果主義的な人事制度を導入しても、社員の中には反発や疑問を持つ者が多かったでしょう。人事制度導入に十分な土壌つくりができたと思っています。
山元さんは将来私が経営を引き継ぐまでの参謀役としてこれからも人材の面を中心にアドバイスをいただくつもりです。人の成長なくして当社のビジョンは達成できません。
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